ジャンル
音楽には色々ジャンルがありますが、定義があっても、人それぞれの背景文化でジャンル分けの境界は変わるのではないか、と思っています。それゆえに音楽の「ジャンル分け」というのは凄く難しいことだと思っていますが、私が演奏している音楽ジャンルは「古楽」で、「一般に言う『クラシック』よりも古い音楽」です。CD屋さんのコーナーでは「クラシック」コーナーの中に入りますが、大きなお店だと「クラシック」コーナーの中に、「古楽」という分類棚があったりします。「Early Music」と呼んだりする国もあります。私が主に演奏するのは16世紀から18世紀前半のものですが、古楽、Early Musicには中世の音楽も含んでいると思います。
先日、中世ヨーロッパ文化について活発に活動しているグループがある、ということを教えて頂きました。私は古楽の奏者だけれども、レパートリーに含んでいないこともあって、どうしても後回しになる為、中世のことにはあまり詳しくないです。教えて頂いたグループの皆さんは、どうやら中世文化のエキスパートという訳ではなくて、愛好家さん(的確な言葉かどうか分かりませんが)達で構成されているらしい。現代の生活からは遠く離れている時代だと思いますし、なかなかそれより新しい時代に比べると資料も身近にはない(と思う)ので、凄い方々がいるのだなぁと感心しました(決して上から目線ではないですよ!)
どんな活動をされているのか、詳しく把握していませんが、様々なイベントも開催されているようです。当時のお料理のことを調べて実践されたり、甲冑のことを調べておられたり、xxx講演でバトルの練習()もされたりしているようです。
へぇ! 実践もされているんだ!! 凄いねぇ...
文化史については机上のエキスパートよりも、実践されている愛好家さんの方が詳しい(実践が伴うからこそ分かるものがある?) ことも多いケースもあるので、これまた非常に感心しました (何度も申しますが、決して上から目線の感想ではないですよ!!)
しかし、色々実践出来るまで、そんなにも興味を持つ方が沢山おられるのか...ということがとても不思議に思いました。それだけ魅力があるからだとは思いますが、何かの「きっかけ」が何事にも必要です。それについて、もしそういった愛好家さんと接する機会があったら、お話を伺いたいです。
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