Rococo
左サイドに「Archiv」コーナー(?)を設けたものの、
小さなスペースに、本について長々書くのは、
随分読みにくいものだなと、自分でも思います。
「やってみては崩してみる」の繰り返しで
webもblogも作っておりますが、またも、やってみて崩してみました...
という訳で、Archivは、ちゃんと本記事として書くことにいたしました。
(何事も「とりあえずやってみる」性分なもので...f(^^;; )
そして、代わりにといっては何ですが、新コーナ「Music Disc」を設けました。
根本的に音楽好きです。だから音楽の道を選んだ訳ですが。
なかなか他人にその境界線は理解しては頂けないけれども、
自分の中では「自分の演る音楽」と「娯楽としての音楽」とは別ものです。
「Music Disc」では、私が気分転換や一息つく時に聴いている音楽を御紹介。
ボーッと聴いているDiscなので、音楽的見地によるコメントは付けておりませんし、
基本的には、自分の「バロック」「チェンバロ」のカテゴリ・ジャンルとは、
重ならないDiscです...。自分の音楽についての記事が全く書けずに、
こちらに焦点があたってしまっては、困りものですけれども (苦笑)
それでも、同じ音楽なので、まぁいいかぁ〜と...楽観的に...。
興味があったら、私の「娯楽としての音楽」にも触れてみてください。
前置きが長くなりましたが...
本記事の本テーマ、私の書棚より1冊の本を御紹介します。
(先日サイドでUPしたものと、以下は、同内容です)
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マックス・フォン・ベーン 著
「ロココの世界 - 十八世紀のフランス」
(飯塚信雄 訳、三修社,2000年)
チェンバロの為に書かれた素敵な作品で、
華麗なものの多くは、18世紀のフランスにおいて書かれました。
仏語でチェンバロのことをクラヴサンと申しますが、
クラヴサン作品は、いわゆる「ロココ」文化を音楽に凝縮したような
一面を持つと思います。 「ロココ」といっても、何ぞやと...思われる方に
御紹介したいのが、この書籍です。
「文化」についての知識が全くない私にも、楽しく読めました。
この本の中では、音楽については殆ど触れられてはいませんが、
絵画を中心とする芸術については勿論のこと、
食文化や衣装のお話まで、「ロココ」の文化を多面的に書かれています。
ロココ・スタイル...私には宮廷文化が真っ先に思い浮かんでしまうのですが、
当時の宮廷・貴族のことだけでなく、他の階層のことにも触れられています。
クラヴサン作品を、ちょこっとロココ文化に触れた上で、
聴いてもらえれば、当時の音が想像出来るかもしれません♪