Posts categorized "文化・芸術"

July 05, 2007

真夏の演奏会 Barocco Impression Plus!

あっと言う間に7月! (6月と同じ書き出しではないか... ^_^; )
今日は夏の公演の御案内です。大阪近辺の方、是非お越しください!!

「Barocco Impression Plus!」 
2007年 8月 4日 (土) 15:00 Start (Open 14:00)
会場 : ベルギーフランドル交流センター (大阪国際交流センター3F) Map
入場料 : 前売2,500円、当日3,000円 (全席自由)
出演 : 小林 千晃 (オーボエ)、中田 聖子 (チェンバロ)
  ~ Program ~
  G.F.ヘンデル : オーボエと通奏低音の為のソナタ 変ロ長調
  W.バベル : オーボエと通奏低音の為のソナタ ト短調
  F.M.ヴェラチーニ : ソナタ イ短調
  J.S.バッハ : パルティータ 第6番 ホ短調 BWV.830
  J.S.バッハ : オーボエとチェンバロの為のソナタ ト短調 BWV.1020 他...
■ お問い合わせ・チケットお取り扱い&御予約
  ベルギーフランドル交流センター 06-6773-8850
  E-mailでのお問い合わせと御予約はこちら info@klavi.com
  御予約専用フォームはこちらのページにあります。

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June 02, 2007

in Fukuoka

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あっという間に6月...梅雨の季節...。梅雨の季節は、あまり楽器にとって優しい季節ではないので、要注意の季節ですが、現時点では、大阪市内は、まだ過ごしやすい気候です。油断してはなりませんが。
大分日数が経過してしまいましたが、先月5月18日には、リサイタルの福岡公演を行いました。
お越しくださった九州の皆様、遠方よりお越しくださった皆様、どうもありがとうございました。
ゲストのBaroque Violinの河内知子さんは、予想していた通り、見事な素晴らしい演奏でした!!
コンティヌオ(通奏低音)を弾いていて、ついつい聴き惚れてしまったほどです f ^_^;
彼女も関西に縁ある方なので、関西でも是非とも素晴らしいバロック・ヴァイオリンの演奏を皆さんに聴かせてほしいなぁ〜と思っています。
この日は、私のBirthdayでもあり、打ち上げの席では、福岡の&福岡出身のお仲間がリコーダーとトラヴェルソ(フラウト・トラヴェルソ / バロック・フルート)でBirthday Songを生プレゼントしてくれました。ありがとう♪

次の演奏会は、地元、大阪!! 「Barocco Impression Plus!」というオーボエとチェンバロによるコンサートで8月に行います。詳しくはこちらを御覧ください。
又、秋の演奏会の予定も決まってきています。今年はクリスマスあたりにもコンサートをする(in大阪).みたいです(^^)こちらのblogやサイトに情報をupしていきますので、チェックして、お時間合いましたら、お越し頂けますれば幸いです。
今後とも頑張ってまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

from Seiko NAKATA

(Photo by seiko : 「5/18に演奏中の私の頭上にあった風景」)

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May 04, 2007

雨の日の記憶...

雨の日に出かけるのは、あまり好きではない私ですが、「雨の音」というのが大変好きです。余計な雑音が雨音に消されるのも良いのですが、雨の降り方や風一つで音が変わる...そんな雨音を聞いているのが好きです。
...こう言うと、随分空想や瞑想の境地にいそうな話ですが (苦笑) 実際のところは、雨音をBGMに、原稿や書類を書いたり、資料と格闘しています ^_^;
子供の頃の記憶に「雨の日」の記憶の方が、鮮明に残っているのは、私だけでしょうか? 小さい頃から「雨の日のお出かけ」は嫌いでしたが、別段、嫌な思い出としては残っていません。例えば、遠足...色々な所に行ったハズなのですが、しっかりと覚えているのは、雨の中行った遠足だったりします(笑)日常のちょっと出かけていったことも、鮮明に覚えているものは、「雨の日」ばかりなのが不思議です。
「雨の日」よりも「晴れの日」が日本は多いので、「雨の日」は子供にとって特別なことだったのかもしれません。
特別なことは、大人になっても変わらない筈ですが、無邪気さ・純粋さが消えてしまうのか、雨の日でも特別な記憶としては残っていません...もっとも30年弱しか、まだ生きていないのですが。
あるいは... 私は、雨の日というと、傘をささなくて良いルートを極力選んだり、車にすぐ乗ってしまうので ^_^; 雨の日でも、雨の日の記憶にならないのかもしれません...。
ちなみに...雨の日は...ずっと楽器と籠っているような時でも、チェンバロは 「雨の日の音」を発するようになります。

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November 23, 2005

リサイタルのプログラムノート

リサイタルが迫ってきました(11/26)。
お越し下さる御予定の方、あるいは、どんな演奏会なのかなーと、興味を持って下さっている方に御覧頂きたいなと、一足早く、プログラムノートを抜粋公開。


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中田聖子チェンバロ・リサイタル 2005(大阪文化祭参加公演)
「ヘンデルとバッハの組曲」 2005.11.26 at 日本福音ルーテル大阪教会

〜 Program Note 〜

  1685年 ドイツという土地に、音楽史上に名を残すこととなる2人の人物が生を受けた。
  彼らの名は、ジョージ・フリデリック・ヘンデル、もう1人の名をヨハン・セバスティアン・バッハといった。

  -------- 中略 ---------

 さて、今回は、G.F.ヘンデルとJ.S.バッハの「組曲」を焦点に、プログラムを組みました。同歳のこの2人、人間個々あれど対称的な人生側面が見られます。ヘンデルは、理髪師兼外科医の息子としてハレの地で生まれ、ハンブルクでの若き音楽家時代の後、イタリアを経てイギリスに渡り活躍した、いわば国際的な作曲家でした。声楽・器楽いずれの分野でも、当時から今日に至るまで、バロック期の時代の作曲家の1人として評価され、劇場音楽の大家としての一面をもちます。一方、バッハは、アイザナハの音楽家一族の一人として生まれ、その後、アルンシュタット、ミュールハウゼン、ワイマール、ケーテン、ライプツィヒと土地を移って行きましたが、生涯ドイツの土地を出ることなく過ごした作曲家でした。器楽・声楽、様々な形の作品を残すも、不思議なことにオペラは一曲も残していません。
 ざっと、このような違いをもつ2人ですが、双方ともチェンバロの為の作品として多くの「組曲」を書きました。バッハは、非常に緻密で、見るからに器楽作品としての完成度の高い組曲が多く、それらは今日、多くの鍵盤楽器の奏者のレパートリーとして演奏されています。一方、ヘンデルの方は、楽譜ずらが非常にシンプルではありますが、劇場音楽の作曲家としての側面が現れ出ている作品が非常に多く、チェンバロにおける演奏表現の多様性・楽器の機能に求められる表現の可能性の高さ…これらをバッハの作品とは、また違った意味で、私に教えてくれました。今日は、このような2人の組曲で、私なりに、作曲家像に迫ってみたいと思います。どうぞ最後迄、お楽しみ頂くことが出来ましたならば、幸いです。

■ G.F.ヘンデル George Friederich Händel (1685ハレ – 1759ロンドン)

彼の存命中に3つの鍵盤楽器曲集が出版された。本日は最初に出版された1720年刊の「クラヴサン(チェンバロ)組曲Suites de pieces pour le clavecin」より、3つの組曲を演奏致します。

・組曲 ニ短調 HWV 428 Suite III, d-moll (1720, London) HWV 428
 即興的な走句のプレリュードで始まる組曲。奏者は、次に続くフーガ書法のアレグロとセットでトッカータ風の大きな前奏曲として捉えて本日演奏するが、元々このアレグロは独立した作品。出版時に改訂作曲され組み込まれたようである。次に置かれているのは、アルマンドとクーラントの2つの舞曲。後続はエールで、劇場音楽家ヘンデルの歌い回しの特徴が見え隠れする。又、このエールは、5つのドゥブル(変奏)を持つ。この組曲を締めくくるプレストは、彼のオペラ「忠実なる羊飼い Il pastro fido」の序曲の素材より改訂作曲されたものである。

・組曲 ヘ長調 HWV427 Suite II, F-dur (1720, London) HWV 427
 非常にコンパクトな組曲で、4つの楽章のみの器楽ソナタのような構成。アリア風のアダージョで始まり、次のアレグロは常動的だが、旋律楽器の「言葉」を要求するようなアレグロが置かれる。続くアダージョは挿入楽章風。このアダージョは、彼の作品でないとする説もある。最後のアレグロは、ヘンデルらしいテーマをもつフーガ書法。

・組曲 ト短調 HWV432  Suite VII, g-moll (1720,London) HWV 432
 全体を通して、劇場音楽家らしい作風の組曲。フランス風序曲(Ouverture)で始まる。この序曲は、彼のカンタータ「忠実な心」の序曲の異稿を出版時に改訂作曲したものと見られる。又、この序曲は後に「オレステス」にも用いられている。後続の楽章は、優雅な風情のアンダンテ(形式は異なるがアルマンドを思わせる)、クーラント風のアレグロ、そしてサラバンド、ジーグ、パッサカイユと舞曲で構成されている。


■ J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685 アイゼナハ – 1750 ライプツィヒ)

・ フランス組曲 第5番 ト長調 BWV 816 Französischen Suite V, G-dur BWV816
 バッハの組曲で最も有名なものと言える「フランス組曲」。この組曲の呼称起源は定かではないが、フランス風の語法趣向で書かれ、クラヴサン固有の撥弦楽器の味わい深さと音色を重視した組曲が納められている。本日演奏する第5番は、バッハの組曲基本形式「アルマンド – クーラント – サラバンド- ジーグ」のサラバンドとジーグの間にガヴォット、ブーレ、ルールの流行舞曲を挿入した構成になっている。

・ パルティータ 第4番 ニ長調 BWV 828 Partita IV, D-dur BWV 828
1731年に「クラヴィーア練習曲集 第1部」として出版された6つの組曲が「パルティータ」。バッハにとって初の出版作品。先に演奏する「フランス組曲」、「イギリス組曲」など、彼は多くの組曲を残しているが、パルティータが最も舞曲形式にとらわれない自由さを持つ。当時次第に、舞曲が実際に踊られるものから、純粋器楽曲としての鑑賞曲へと移り変わって行った時代背景を反映していると言えよう。第4番は、フランス風序曲で始まり、彼のニ長調の調性色、祝典性に満ちた華々しい作風となっている。構成は、組曲基本形式に、アリア、メヌエットが挿入される構成である。
(プログラムノート・曲目解説 中田 聖子)

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